「新しい文章力の教室」【書評】
ども、夫のシャイアン(@shy_blog)です。
今回は「新しい文章力の教科書」についてです。
前回の記事では、Daigoさんの「人を操る禁断の文章術」について、書きました。
http://www.shy-blog.com/entry/2018/06/03/120609www.shy-blog.com
ここで天性で文章を書かず、文章の書き方をもう少し学ぶ必要があると思い、この本を手に取りました。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
- 作者: 唐木元
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (7件) を見る
早速読んでいきます。
0. 目標の設定
良い文章とは完読される文章である
いきなりの定義化出ましたね。
確かに人によって良い文章の定義が様々だけど、このように定義化してくれるとわかりやすいです!
それでは、完読される文章とは何か?
それは文章が下図のような3層構造で出来ている文章です。
つまり「事実」を集め、それを「ロジック」によって組み立て、「言葉遣い」で伝えるという構造です。
今回は、「事実」を集め、それを「ロジック」によって組み立てるところまでを取り上げます。
ロジカルに書くとは
ここではまずロジカルに書くことについて、取り上げます。
書き始める前に、主眼と骨子を組み立てることだ
これだけだとよくわりませんね。
まず用語の解説です。
主眼とは、テーマ(目的)のことです。
そして、骨子とは主眼を達成するための骨組みのことです。
骨子とは「要素」「順番」「軽重」の3つから構成されています。
つまり、「何を」、「どれから」、「どれくらい」話すかということです。
この主眼と骨子を持つことを「構造的記述」と言います。
1. 書きたいことの話題を揃える
まず書きたい話題を箇条書きで書き出していきます。
※この段階では順番や、整合性は気にしません。
事実を揃えるときのポイントは、5W1Hの法則です。
Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(どうやって)、How(どうやって)。
5W1Hを参考に情報の欠落がないかをチェックして下さい。
2. 文章の主眼(テーマ)をセットする
書き始める前に必ず、揃えた話題を見て主眼をセットします。
主眼(テーマ)とは、切り口のことです。
この切り口を考えることが、書き手のオリジナリティを宿します。
3. 文章の骨子を組み立てる
主眼を設定したら、骨子を組み立てます。
骨子を組み立てる際に肝要なのは、要素→順番→軽重の順に決めることです。
最初に要素(話題)は揃えているので、順番を決める作業に入ります。
順番を決めるポイントは、「大事な話題から言う」ことです。
つまり、結論や要約を最初に提示する構成のことです。
冒頭で、読者の興味をグイッと惹きつけ、関心をキープしたまま、目標である「完読」までこぎつけるスタイルが基本になります。
順番を決めたら、軽重です。その話題をどれくらい重点的に語るか、さらっと流すか、ABCの3段階評価で決めます。
- A:最もアピールしたい部分
- B:基本情報
- C:附帯情報
ポイントは、常に主眼を王様に、それに奉仕する骨子を考えることです。
そして、取捨選択をすることです。
主眼との関係性の薄さや、完読の妨げになる話題は、捨てる必要があります。
大事なのは、常にジャッジの基準を主眼に即しているかどうか、主眼を伝えることに奉仕できているかに置いて、ブレさせないことです。
4. 構造シートでまとめる
それでは、0〜3までノウハウを構造シートを使ってまとめていきます!
ポイントは、必ず手書きでやることです。
そして並び替えの際にも、順番通り書き直すことで、全体の流れがクリアに認識され、仕上がりのイメージが明確になります。
まとめ
いやー、この本すごいですわー!
文章を書く前の準備は、これで十分ですね!
取り敢えず、今後はこのやり方で文章を書いていこうと思います。
間違いなく文章作成の土台となりますね。
今回は一番上の層である「言葉遣い」に全く触れられませんでした。
文章を書く人万人に役に立つと思いますので、ぜひ手に取ってみて下さい!!
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
- 作者: 唐木元
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それでは!
シャイアン(@shy_blog)